Boys be Ambitious!
*Act 1 出会い*
Part1 英田 克博
1997年、4月。
「ねぇ…克博…キスして?」
「ダーメ。今日はここまで」
毎日同じやりとり、いい加減飽きた。
「えー…まだ授業始まらないんだし、良いやん?」
「そういう問題じゃねぇの。じゃ、またあとでな」
俺は服を着て、まだ喋り続ける女の話を聞いてるかのように受け流して屋上から出た。
「はーあ…マジめんくさ…」
―英田克博、17歳
「なーんか面白いことでもねぇかなぁ…」
克博はため息を吐き、胸ポケットにあるタバコに手をつけた。
タバコを吸ってるのが先生にバレたって克博にはお構い無し。克博には授業中にでも吸ってるのが普通だから。
克博は何も遠慮無しにくわえタバコをしながら廊下を歩いていた。
そのとき、
「あ!! 克博先輩やん!」
「ホントやん!? キャー!!! 生だぁ!!」
向こうから1年の女子から黄色い声援が克博に向けられた。
克博は一瞬顔が濁ったが、すぐに得意のスマイルで受け止めた。
「よっ! 元気??」
克博はタバコを窓から投げ捨てるとすぐさまその女子たちの元へ向かい、話かけた。
「ねぇ…克博…キスして?」
「ダーメ。今日はここまで」
毎日同じやりとり、いい加減飽きた。
「えー…まだ授業始まらないんだし、良いやん?」
「そういう問題じゃねぇの。じゃ、またあとでな」
俺は服を着て、まだ喋り続ける女の話を聞いてるかのように受け流して屋上から出た。
「はーあ…マジめんくさ…」
―英田克博、17歳
「なーんか面白いことでもねぇかなぁ…」
克博はため息を吐き、胸ポケットにあるタバコに手をつけた。
タバコを吸ってるのが先生にバレたって克博にはお構い無し。克博には授業中にでも吸ってるのが普通だから。
克博は何も遠慮無しにくわえタバコをしながら廊下を歩いていた。
そのとき、
「あ!! 克博先輩やん!」
「ホントやん!? キャー!!! 生だぁ!!」
向こうから1年の女子から黄色い声援が克博に向けられた。
克博は一瞬顔が濁ったが、すぐに得意のスマイルで受け止めた。
「よっ! 元気??」
克博はタバコを窓から投げ捨てるとすぐさまその女子たちの元へ向かい、話かけた。