Boys be Ambitious!
「はーあ…ダリィなぁ…」

屋上のフェンスに身を寄せ、タバコを吸う克博。

『大学なんざ、俺は行かんしね。行って何もなんねぇし…
はー…何か何もかもダリィ…俺も歳か?ははっ…』

薄ら笑いを浮かべた途端、克博の頭の中に【死】という言葉がよぎった。
克博はこの屋上から飛んだらダルくならなくて済むだろう…と思い、フェンスの下を見た。
その時フェンスの下から何か争う声が耳に入ってきた。
克博は何気なくその場所を見ると、何やら下で殴り合いの喧嘩をしている模様だった。
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