Boys be Ambitious!

Part2 伊香保 龍深

―――――「龍深……お母さんのこと忘れんでね? お母さん、龍深の傍にずっと居るけんね…」

「やだ…母さん…死なんでよ!? 母さ―――ん!!!!…―――」














―――――はっ…



またあの夢か……

―伊香保龍深、17歳。

「っ…はぁ…頭痛…」

龍深は布団から起き上がるとビッショリと汗で濡れているタンクトップを脱ぎ、洗面所に向かい、シャワーを浴びる準備をした。

「……。」

龍深は冷たいシャワーを浴びながらずっと何かを考えていた。

「…っ…母さんっ…」
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