そして僕等は恋をする
時計を見ると、7時50分。

「大変!隼人、そろそろ学校いこ!」



そしていつもの通学路。
隼人を小学校に送ってから高校に向かう。

アタシ等は仲良し姉弟で隼人の小学校で有名。


「んじゃ、がんばってねッ!」
アタシが手を振ろうとすると、

グググー・・・

隼人の手が、アタシの胸元のリボンに向かって伸びてくる。
アタシは?と思いながらもしゃがむ。

サッ――・・・
「リボンがまがってるよぉ…」
そう言って困った顔をしながらアタシの制服の胸元のリボンをなおす。

萌え―――❤

「いってきまーす!!」
アタシのリボンを直して早足で校舎に向かう隼人を見守る。







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