ツンデレ彼女を監禁して



(二)


「――の筈なんですがねっ、先輩!彼女と俺の関係って、ビミョーなんですよ!」


などと、大学内の食堂で叫んだ今日この頃


俺は今ある悩みを先輩に相談していた


「……。とりあえず、座れ。後、うるさい」


「あ、すんません。つい……」


勢いあまりすぎたと、俺は自重した


座り、再度、向かい合う先輩に話した


「何と言ってもつれねぇんですよ、彼女は。プライドが高いのはよく知っているつもりだったんですけど……。

二人っきりの時でさえ、どこかよそよそしくて!普通、女側から甘えるもんなんじゃないんですか!」


「人にもよるだろう。そこは多目に見てやれ。――逆に、お前が甘えてみたらどうだ?」


「やりましたよ。こう……。後ろから、ギュッと!だけど……」


「『だけど』……?」


「この変質者っ、て背負い投げされました」


「…………クッ」


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