ツンデレ彼女を監禁して



(六)


食事が終わり、片付けも済ました


後の時間というものは、基本まったり――の前に、一日の疲れというものを洗い流したい


特に、今日の俺は
体に生傷(仮定)をつけている為に、癒やし目的で風呂に入りたいものだ


でも


「あんたの後には、入りたくないわ」


うっ、とたじろく


いや、まさか
女子高生のお父さんみたいな気分になるとは思わなかった


お父さんのやつと私の服、一緒に洗わないでよ

とかもまた同じ気分になるだろう


まあ、嫌なら仕方がないと、彼女を先に入らせることにしたのだが


「服、これ使えよ」


そう、風呂上がりにはこれ着ろよと自分の服を渡した


唐突にお泊まり……違った、監禁することになったんだ


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