ツンデレ彼女を監禁して
彼女の今着ている服は寝るには窮屈そうな為、基本動きやすそうなジャージを渡す


これで、彼女もまったり過ごせる


うん、気遣いがなっているな俺


誇らしげに彼女にそれを渡せば、彼女は喜び――


「臭いから、いや」


頭をバットでフルスイングされたようなダメージを受けた


外面だけでなく、精神攻撃までしてくるとは


「な、ななっ。きちんと洗っているぞ、これは」



「何か、嫌なのよね」


「何がだよっ。ともかくも、我慢しろって。そんな格好で寝るのは嫌だろう?」


「…………」


「顔だけで『嫌』を伝えるな!寝る時、その格好じゃ風邪引くぞ。夜は冷えるんだからな」


「…………分かったわ」


ありゃっ、と思う

いきなり頷いたんだ、もっとこう難癖つけられると思ったんだが


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