恋愛オタクの恋模様。
「…あ、何でもないよ。」

私の言葉に、麻理はやっぱり心配そうな顔をする。

なんか…よく分かんないんだよ。

あんな人に囲まれた真田くんのこと見たくないのに、見てしまう自分がいたりして。



「ゆきむらはぁ、絶対髪盛ったら似合うしー」


あ、髪の毛触られてる。


スギン.


胸が痛いよ。


もう、ワケわかんない。




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