ラブ☆ファミ&カミレンジャー
「赤井もこの暗号が解けたのか!?」


 和音パパさんの注意が、自分からレッドのほうに変わった。


 ふぅ〜…やっと、開放された


「あぁ…任せてくれ、もう犯人のめぼしはついた!!行くぞ!!」


 ……どこにだよ?


「はは、さすがオレの後輩!!頼りになるな赤井」


「フッ、ここでは、レッドと呼んでください、先輩…。」


 あ、いつもの調子に戻った…。


 っていうか…なに、このノリ?


「よし!では!」


「ああ、行くぞ!!!」


 言うが早いが、レッドと和音パパはカミレン基地から飛び出していく。


「まぁ、暇だからいいけどね…私もあいつらに着いていくわ。」


 それに、便乗したのは珍しくカミレンピンクであった。


「え?…ピンクが行くんですか?」


 珍しいこともあるものだ。


「そうよ。何か文句でも?」


「いえ…ただ、珍しいこともあるものだと…。」


「そうかしら?…別に、何もたくらんでないわよ…。可愛くて素敵で無敵な五歳児…可愛くて、素敵で無敵な…五歳児…。」


 姉さん…途中から、危ない発言がもろ口に出ています…。


「あの…。」


 珠々ちゃんは、女の子ですよ。…と言おうとしたが…。


「………可愛くて素敵で無敵な五歳児…。………可愛くて素敵で無敵な五歳児…。」


 時すでに遅し。


 危ない発言を口にしながら、ピンク姉さんはレッドたちの下に消えていってしまった。


 あぁ~…これは、なんとしても、レッドたちより先に珠々ちゃんを助けてあげないとな…。

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