ラブ☆ファミ&カミレンジャー
「心配ありませんわ…二時までには戻るように言ってあります。」


 落ち着いた様子で、和音を諭す友梨。


 しかし、和音は聞いてなかった。


 なぜなら…………


「何言ってんの?もう2時だぞ!?」


 和音は、時計を見ながら大声で叫んだ。


 時計を見たら、午後2時5分。


 確かに………二時は回っていた………。


「和音先輩…慌てすぎよ、五分ぐらい…。」


「何言ってんだよ友梨!!今すぐ珠々を誘拐した犯人を、この出張先のNYで購入してきたP233ハンドガンと、超長距離用ライフルで、懲らしめてやる!!」


 言いながら、かばんの中から、色々と黒くてデッカイ危険な物体を取り出す、和音。


 いやいや…まだ、誘拐とか決まってないから…。


 っていうか…和音…。お前は出張先で何をしてきた!!(裏家業を少々by,如月)


「やめて和音先輩。犯人が死んでしまいますわ。」


 それ以前に、誘拐と決まってません、友梨さん!


 それと…死ぬとかいう以前に銃刀法違反です友梨さん!!


「パパぁ!あのね、れおんねぇ。すごく、つおーいの。すごーく、つよくてぇ、へんなおじさん、みたんだもん!」

 
 さすが、礼音くん!…自ら『強い』と名乗る男は伊達じゃない!


「友梨ちゃん!!君は礼音くんまで、一人にさせたのか!?」


 いや…怒る観点はそこじゃないぞ、和音!!


「これでも、主婦って大変なのよね~…ちょっとした隙に礼音くんがいなくなっちゃうことも…許してね☆あ・な・た d(^▽≦)⌒☆」


 丁寧にウィンクつき。


「うん…全然OKさ!友梨ちゃん(ゝ▽<)b!」


 ダメだ…この夫婦…。
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