ラブ☆ファミ＆カミレンジャー

「レッドって…敬語使えたんですね。」


　実くんの台詞。


「うん…俺も始めて知った。」


　こっちは青山である。


「っていうか…レッドが、敬語使うと、キャラ的な面白さが、まったくないですね。」


「うん…。」


「お前たち…、いいから黙っていてくれ…。」


　おぉ！！


　レッドに突っ込まれた！！


　ヨリにもよって、レッドにつっこまれた！！！！


「…赤井、あの青い服を着た青年は、どうして突然あんなにも全身全霊で『私へこんで立ち直れません』って、格好になった訳？大丈夫か？」


「いや…いいから、気にしないでください。いつものことです…それより、どうしたんですか？突然？」


　いや、いつものことじゃない。


　決していつものことじゃない…と、突っ込みたかったが、レッドに突っ込まれたという事実があまりにショックすぎて、ツッコミのタイミングを逃してしまった。


　青山…一生の不覚である…。