あたしの余命はあと半年
1話【医者からの宣告】
「では、座ってお待ち下さい。」
「はい…。」
こんにちはっ!あたし、谷岡 美奈。
中学2年でーすっ。
最近、首にしこりみたいのが出来ちゃってお母さんに無理やり病院に連れてこられました…。
「美奈、まだ痛む?」
「もぉー。お母さん心配性すぎっ!こんな事で病院に来る人なんていないよ…。」
「あらっ。私はあなたの身体が心配で…」
「はいはい…。」
あー。マジだるい。あたし、病院だけは苦手なんだよねー。
あ。あと勉強もー!
あのツーンっていう匂いが大っ嫌いー…。
「谷岡さーん。お入り下さいー。」
「あっ!呼ばれた!美奈行くわよ!」
「うぇー。」
「谷岡さん。今日はどうされました?」
「えぇーと、首に変なしこりが出来ちゃいました。こんなの大したこと無いですよねー笑」
「こらっ。美奈っ!言葉使いっ!」
「いいんですよお母さん。元気でいいじゃないですか。」
「すみません…\\\もうっ!美奈!」