あたしの余命はあと半年
この先生、いい人かも。
あたしの皮肉も受け入れられちゃったしー笑
「じゃー。美奈ちゃん、首見せてねー。」
「はーい。どーぞ。」
あたしは、この時はまだ自分の身体の異変に気づいていなかった…。
先生の顔が険しくなっていくのにも気づいていなかった…。
「……」
沈黙。やばい…。気まずいぃー。
「あのっ!…どうですか?」
沈黙を破ったのはお母さんだった…。
「んー…。とりあえず、レントゲン撮りましょう。」
「えっ!娘は、何かの病気なんですか?」
「それは、検査しないと分からないので…。」
「……。」
何?お母さんの様子がおかしい。
「おかあさーん?レントゲン行こうー。」
「っあ。そうね。行きましょっ。…失礼しました。」
パタン。
「はぁー。まだ帰れないのかぁ…。」
「こーら。美奈っ。」
「へいへい…。」