*俺の女にしてみせるっ*
次の日の朝。
「真希ー。早く用意しなさいよ。誰か来てるわよ。」
朝から誰よ…。
「だれー?」
「男の子よ♪」
……まさか…。
ダダダダダダダ!!
あたしは勢いよく階段を降りた。
ガチャッ…。
「真希ちゃん♪おはよ。」
まじ!?何なのよ!
高校も違うのに朝まで迎えに来てさぁ…。まるで彼氏みたいじゃん!
でも…なんか…ちょっと嬉しいかも?
「明日からこなくていいよ。てか来ないで!」
「とか言いながら嬉しいんじゃないのぉ?」
「…そんな事思ってないから!ほら、早くいかないと遅刻するよ。」
「はぁい♪」
なんか嬉しそうにしてるし…。
この人の考えてる事全然分かんないよ。