ミエザルモノ
家に帰ってくると誰もいなかった。
明かりもついてはいなかった。
どうやら父も母も今日は遅いようだった。
何もすることが無かったのでパソコンの電源をつけてブログの更新をしていた。
コメント欄をみていると、園子や学校の友達からコメントがきていた。
コメントの中に一つ異様なのがあった。
16時04分
赤は灰色と交わった、
深く暗く底が見えない。
残ったのは黒く澱んだ赤。
そんなことが書かれていた。
そして私は最後の一文に目を見張った。
澱んだ赤はもう戻せない。
その時計、いずれかは澱んだ赤で見えなくなるだろう。
明かりもついてはいなかった。
どうやら父も母も今日は遅いようだった。
何もすることが無かったのでパソコンの電源をつけてブログの更新をしていた。
コメント欄をみていると、園子や学校の友達からコメントがきていた。
コメントの中に一つ異様なのがあった。
16時04分
赤は灰色と交わった、
深く暗く底が見えない。
残ったのは黒く澱んだ赤。
そんなことが書かれていた。
そして私は最後の一文に目を見張った。
澱んだ赤はもう戻せない。
その時計、いずれかは澱んだ赤で見えなくなるだろう。