出会う確率の方程式
「携帯小説…って」

あたしは、短編何作品か読んだ後、

「書けるんじゃないかな」

と呟くように言った。


「でも…こんなに上手くいくもんかね」

少しため息をついた。

あまり恋愛に役立ちそうにない。

こんな恋をしてみたいけど…。

「こりゃあ〜妄想だな」

携帯を閉じようとした時、

突然電話が鳴った。


「わあ!」

慌てた為、思わず…誰からか確認する前に、繋がってしまった。

「あっ!はい」
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