出会う確率の方程式
「クッ!」

メグは顔をしかめると、再び渡り廊下に着地しょうとしたが、

空中で動けなくなった。

いつのまにか…真下に、銃を持った実習生達がいたからだ。

照準は、メグに向いている。

「今回の実習生は、全員…未来から来た者だ」

両手をズボンのポケットに入れて、ユウヤ左肩を上げてみせた。

「貴様ら!」

メグはユウヤを睨んだ。

ユウヤは鼻で笑い、

「二週間は、ちょうどいい。未来から、ここにいるにはね」


メグは下にいる実習生達を無視して、ユウヤだけを睨み、

「何が目的だ!今回、あいつがやろうとしていることは、お前達も同意しているはずだ!」
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