出会う確率の方程式
そんな出来事も、

あたしには、

遠い世界のことのように思えた。

ただ自分にもたれかかる勇気の重さと、温かさだけが…今のあたしのリアルだった。



早いようで、長いような時間が過ぎ、


いつのまにか…あたしも寝てしまった。




次に目覚めたのは、昇った朝日が川の向こうから、橋の下に射し込んだ時だった。
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