愛のうた ~君に歌ったラブソング~
♪~

━夜

電話の着信音が鳴る。

〔千花〕

「もしもし?
千花ぁ」

『もっしー♪
あのさ~、奏と広樹のコトなんだケド…』

「何ー?
広樹のコトが好きだったとかぁ!!」

今のはジョーダン。

『…図星なんスケド』


…え!?

マジッスか?


『なんか~、素直に喜べないっつーか…』

「…」

『なんか…』

「ゴメン…ちょっと用事あるから」

そう言って、電話を切った。

本当は、なんて言っていいかわかんないから逃げただけ。

そう言うアタシが嫌いだった。



その後、千花はグループを抜けた。

『なんで千花はグループ抜けたの?』


そんなコトをみんなに聞かれた。

そんなの答えれるわけがなかった。


そして、しばらくして、麗羅がグループに入った。
< 16 / 50 >

この作品をシェア

pagetop