愛のうた ~君に歌ったラブソング~
少し経って、健斗が帰ってきた。

健斗は首を横に振っている。


「ゴメン、教えてくれなかった…」

「イイよ、イイよ。
ゴメンね、ありがとう」


「でも、本当に何なんだろ…」

ふと、奏が口を開いた。

「凛を驚かせるためとかぁ!?
ほら、よくあるじゃん!
なんかぁ、彼女にプレゼントするから、金集め?
…みたいな。
だから、今は遊べない?
…みたいな」


あ~。

なるほどねぇ。


「麗羅もそぉ思う!!」

「俺もー」

「俺も★」


よかった。




・・・・・・・・・はずだった。



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