カッパの恋


「ねぇー。

 守り神さんいる?」




僕は、また茂みの後ろで身を隠していた。





「あぁー、いるよ。」





「今日ね、キュウリ持ってきたよ。」





「ありがとう。」





「ねぇ、なんで守り神さんは姿を見せてくれないの?」





< 11 / 25 >

この作品をシェア

pagetop