目隠しMyLoverｓ♥～先輩とあたし～【完】

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…――ここに来るまでどれだけ人にぶっつかったか知らない。

まるで霧の中で歩いてるようで目に入る全てがぼんやりと見えて

階段から一歩一歩降りて来るまでも時間が普段よりもずっとかかった。


そうやって階段から降りてくる時ぼやけた視界の中に人の形態が見えた。


一人だと思ったら目をしかめてよく見てみると
二人の男と女。


「ウン、――――ゃぁっ」


変な音を出す女の人。


思いもしなかったその人たちの登場で
少し驚いたけど五十嵐先輩との待ち合わせのため
向こうの下駄箱のところに行った。