桃色ドクター
私は、今日瀬名整形外科に行ったことを話した。
瀬名先生は驚いた顔をした。
「本当に? 俺は・・・このマンションにもう5回ほど来ているけどね」
「えーーー!!」
瀬名先生は、私に会いに何度か来てくれていた。
知らなかった。
「どうして電話をくれなかったんですか?」
「電話じゃ・・・・・・わからないから。君の気持ちを知るには、君の顔を見て、話さなきゃ意味がない」
瀬名先生は手を伸ばし、私のシートを倒す。
先生も全部倒して、私達は向かい合って、寝転んだ。