桃色ドクター




私のマンションの前まで来て、急に表情を変える瀬名先生。




「さっきの質問、もう1回聞かせてくれないか?」




きょとんとする私の耳元に顔を近づける。





「私のこと好き?ってさっき聞いただろ?」




「・・・・・・私のこと、好き・・・・・・ですか?」



言いなりになる私。


こんな私、今まで自分でも見たことない。




「好きだよ。香織がいないと生きていけない」



あぁ・・・・・・

溶ける。



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