桃色ドクター
「ごめんなさい。本当に私、許されないことしちゃいました」
「本当だよ!!ちゃんと反省してよね」
私は恵理の首を手で掴み、ユサユサと揺らす。
「反省したなら、雅也に正直に話してみれば?」
「え!!無理です!!だって、フラれたらもう会えないんですよ!!」
友達としてでも、相談相手としてでもいいからずっとそばにいたいって、その恵理の気持ちは痛いほどに理解できた。
「とにかく、もう雅也の恋の応援はやめなさい。私は、絶対にもう雅也を好きにならないから。あんたが雅也を支えてあげればいいじゃん」
「香織先輩・・・・・・ 許してくれるんですか。ごめんなさい。私・・・・・・」