桃色ドクター
私は、びっくりしたやら恥ずかしいやらで、とっさにシャワーを顔に当て、顔を隠した。
「何、照れてるんだ?香織……」
仁ノ介の肌が私の背中に当たる。
生肌だぁ!!!
隠さなきゃいけないのは顔じゃなく体だった。
どうしよう。
もう逃げられない!!
「お湯、入れようね~」
仁ノ介は私の腰に手を回したまま、お湯を沸かすスイッチを押した。
医者だからか、ただかっこいいからかわからないけど、仁ノ介は何かをしながら何か別のことをするのがうまい。
腰に手を回したまま、仁ノ介はシャンプーに手を伸ばす。
きっとエッチもうまいんだろうなぁなんて考えていると、後ろから抱きしめられた。