桃色ドクター



「お願いです。電気消してください」



震えるような声でお願いすると、仁ノ介は仕方がないなと言い、お風呂場の電気を暗めにしてくれた。



「全然見えるんですけど」



「そう?まぁ、いいじゃないか」




まだエッチもしていないのに、いきなり一緒にお風呂に入るなんて。


恥ずかしすぎます。



まだ背中しか見られていないはずだけど……




「香織、綺麗だ」



両手を私の腰に回した仁ノ介は、私の体を右へかたむけた。



「うわぁ!!仁ノ介のエッチ!!」



仁ノ介は、湯船の前の鏡に少しだけ映る私の裸を見た。



「俺が洗ってやる」




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