桃色ドクター



「仁ノ介……好き」



「香織、俺も好きだよ」



エッチの最中に、「好き」と言ったのは初めてだった。



いかにもって感じで、恥ずかしいし、今まで言われても絶対に言わなかった。



「好き」



「ああ、俺もだ」




何度言ったかわからない。


ただ、仁ノ介が愛しくて、たまらない。




愛してる。


ずっとずっとこの日を待っていた。


仁ノ介とひとつになれる日を……




今まで待ってた分まで私を愛して。






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