桃色ドクター



「ずっと一緒だよ……仁ノ介」



「ああ、ずっとな。 俺に……何を言わせたいんだ?香織は……」




首筋に優しいキスをする仁ノ介。



唇が耳元へ近づく。






「結婚しような」





「うん……」





甘い甘い声で、溶けちゃうような耳元でのプロポーズ。



忘れない。



どんなに辛いことがあっても、一緒にいれば笑顔になれる。


ふたりでいれば、何とかなるような気がする。




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