桃色ドクター


突然ぎっくり腰になった私。

誰も頼る人がいない私を救ってくれた整形外科医。



瀬名整形外科の若き院長。




イケメンで、口がうまくて、最初は警戒していた。


でも、きっと最初から恋してた。



電話越しに、甘い声を聞いたときから。





『明日も来てくださいね』


爽やかに微笑む瀬名先生。


おりこうさんって言いながら私の頭を撫でてくれた。




携帯に電話をくれたこともあった。




仁ノ介は教えてくれた。


仁ノ介は初めて会ったあの日から、こうなることを予想していたと。


最初の診察の時、仁ノ介は私に運命を感じてくれた。




また会いたいと思ってくれた。


だから、電話をくれた。






< 242 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop