LOVE SCHOOL~恋する生徒会~
〜竜side〜


竜「どっか行きたい場所ある??」


綾「いや、特にない;;
しいて言えばめぐ達のクラスのお化け屋敷かな」

竜「なら行く??」


綾「竜は行きたい場所あるのか??」


竜「俺はないよ、元々桜華祭なんて好きじゃないしさっ」


綾「なんで??」


竜「だってただでさえ綾那モテるのに他校の奴らがきたら余計にモテちゃうじゃん、だから嫌なんだよ」


綾「ふーん……」


竜「でもさ、今日はほんとに俺怒ってるよ」


綾「あたしにか??」


竜「当たり前でしょ、他に誰がいんの」


綾「いや、怒られるような事した覚えないんだけど;;」


竜「男子と仲良くすんなって言ったじゃん」


綾「竜だって女子と仲良くしてたじゃん」


竜「俺は綾那一筋だもん、でも綾那はいつ離れていくか分かんないでしょ??」


綾「なんでそんな事思うんだよ??」


竜「俺が綾那に好かれてる自信がないからだよ………」


俺今すっげぇカッコ悪いよな……
でもほんとに自信ないんだ
綾那がちゃんと俺の事好きなのか分かんないんだ


俺なんか口悪いし、ナマイキだし、良いとこ1つもないし




竜「綾那がいつか離れていくんじゃないかって思うと……すっげぇ怖いんだよ……」


ポタポタ


あれ??
なんで俺泣いてんだ??
離れていくかもしれないから??



いや、違う………






綾那がそれだけ大事ってことじゃねぇか



好きだから離したくない

だから泣いてんだ
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