君と出会えた意味
そして突然充という男の子が
話しかけてきた。



充「なあなあ美菜!」
 「んー何?」

充「お前さ~健斗の好きな奴って知ってる?」



もちろん知らないわけがない。
健斗が好きなのは


あたしの親友の実花。


学年1の美人で
性格も良くて・・・


とにかく完璧だった。



「知ってるけど・・それが何?」


充「やっぱなぁ!お前健斗と仲いいもんな。」

(だからそれがなんだって言うのよ・・・。)



充「で?誰なんだよ?!」

「は?言うわけないじゃん。
 言わないでって言われてるんだし。」



あたしは健斗を裏切るのは嫌だった。



いつも応援してくれて



あたしが泣いてる時も
優しく頭をなでてくれた。




あたしは健斗が
友達として大好きだった。




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