幸せでした・・・
眠れむ夜
その夜・・・ずっと考えてた。


あたし死んじゃうんだって・・・。


余命半年だって・・・。


まだ17年しか生きてきてないのに・・・。


やりたいこといっぱいあるんだよ。


説と仲直りだってしたいし、みんなで遊びたい・・・もっと勉強だってしたいよ・・・。


それなのにどうしてあたしばっか・・・。


寝れないよ・・・。


怖いよ・・・。


不安になって恵里香に電話した。


プルルルル・・・プルルルル・・・


ガチャッ


『もしもし舞!!あのあと説くんに言っといたよ!!それと今圭介くんと拓弥もいるよ♪』


「・・・。」


『もしも~し?どうしたの??舞?』


「恵里香ぁ~~~ひっく・・・。」


『どうしたの舞?なんで泣いてんの?』


「・・・癌だって・・・。」


『?。なにがぁ?』


「あたし・・・癌だって・・・。あと半年だって・・・。」


『舞・・・なにいってんの?いきなり冗談はよしてよ!!』


「冗談じゃないから言ってるんだよ!!!!!!!!」


『え・・・だって・・・舞・・・元気じゃん・・・。」


「・・・。」


『嘘だよ・・・ありえない・・・。』


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