幸せのマイルール
PM11時半、

今はあたしんちでかなえと電話中。



「明日遊べるから。」

「…ん。てか突然言わないでよ~!」


「あぁ。ごめん、癖。」

「何それぇ~!」

かなえによるとあたしは電話が繋がるといきなり要件を言うから迷惑らしい。


…まぁ別にいいけど?


「…なんかあんた声おかしくない?」


「!?風邪かなぁ~。」

うわ、嘘バレバレ…。

「それならいいけど。…じゃ。」




なんか、凄くモヤモヤする。

どうしてかなえはあたしに嘘つくワケ?








あ~~~、イライラする!



----そんな事を思っているといつの間にかあたしは眠りに入っていた。





「おはよう!千歳!」


おかしい…。

「お菓子だよ~♪」


おかしい……。

「ハイ、あ~ん♪」


凄くおかしい………。


やっぱり朝もかなえの様子が変。

普段のかなえはここまで気持ち悪くないし。



「かなえ、あたしに何か隠してるデショ?」




「………別に。」

は?

あたしがせっかく聞いてやったのに、

この態度何?


「ねぇ、何であたしに話さないワケ?」

「うるさい!千歳さぁ、余計な心配しないでくれる?」

…逆ギレされたし。

「は?余計って何だよ。」



「そのまんま!千歳っていつも聞いて欲しくない事聞いてくるよね…。」








パチーン!!!!
< 4 / 11 >

この作品をシェア

pagetop