シークレット




「おい!!てめぇーさ。
 少しは雫の気持ちも考えろよ!」

由美に向かって
梓が汚い言葉を吐く。


「いいの!!!
 両思いで付き合ってるなら
 私は平気だよ…梓‥。
 行こっ」

キレている梓の手を掴んで
その場を逃げるように立ち去った。


「じゃあね‥由美。
 明日から学校行くから明日学校で」



私は梓のことで
何日も無断欠席していた。

何度も来る先生からの電話も無視した。



明日行ったら
先生にいろいろ言われるだろうな‥

             
< 104 / 123 >

この作品をシェア

pagetop