シークレット
「おっはよー★」
「どうしたの?雫すっごい元気」
「ちょっとね」
明るく振る舞っていたら
きっと辛さも消えるはず…
7時半に家を出た。
タッタッタッ―‥
「‥雫。起こせよな」
「ごめん。梓よく寝てから」
いつも走ってくるな‥
梓がいれば
これからどんなに辛いことがあっても
乗り越えられそう…
私たちは
一緒に初めて登校した。
少し照れくさかったけど
すごく嬉しかった。
好きな人と一緒なんだもん。