シークレット
ペタッ
「はい、出来た☆」
「由美雑だぞ」
斉己くんは
曲がっている絆創膏を
真っ直ぐ貼り直した。
「もう斉己は細かいなぁー」
「もっと優しくならないと
男出来ないぞ」
「大きなお世話だよ」
「ちょっちょっと聞いていい…???」
『何?』
二人が声を合わせて
同時に私の方を見た。
「二人共仲いいけど
どういう関係なの…?」
この時私は
二人が仲良すぎて
付き合ってるんだと思ったから...