シークレット





ベッドにいるのは
梓のお母さんかな…??



『毎日お見舞い来てくれてありがとね…
 私のせいで毎日学校遅刻して‥』


お母さんらしき人が
申し訳なさそうに梓に言う。




『気にすんなよ。
 俺が来たくて来てるだけなんだから。
 花瓶の水替えてくるね』



そう言って
梓は花瓶を持ち病室を出ると
私を見て驚いた顔をした。





「なっ何でいんだよ?!
 ストーカーかよ」




             
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