シークレット
「おー来た来た」
グレーのスーツを着崩して
指などにゴツめのアクセを着けた、
梓が私に手を振ってきた。
学校の制服を着ている時と
全然雰囲気が違う。
危ない雰囲気を放つ。
「後少しで仕事終わるから待ってて」
そう言って
黒い建物の中に入っていった。
やることもなく、
携帯を意味なく弄る。
することもないのに
お気に入りに入れた、
サイトを一つずつやっていった。
数分すると
制服に着替えた梓が出てきた。