シークレット




授業は国語、理科と続き、
4時間目の数学の時間に梓が来た。


いつもより
2時間遅刻。




「よっ☆☆」



梓は静かに教室に入り、
いつものように馴れ馴れしく私に接した。


「昨日マジありがとな★
 ババァ喜んでた。今度会いたいって」




よかった♪


「うん。手術成功するといいね」




私は毎日夜空に瞬く星に祈ったり、
鶴を折ったり
いろんなことをした。


知ってしまったからには
他人事ではないから。



             
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