シークレット



「そんなびくびく暮らすなら
 家に来なよ!
 梓を迎えに来たんだから!!!」



わぁっ


梓は驚いているようだけど
私は強引に家の中にずかずかと入っていった。




「荷物どこ!…??」


梓は困ったように
髪をくしゃくゃすると
ひんやりと冷たい床に座り込んだ。




「ねぇーよ。荷物なんてねぇ」


は??



そして
少ししてから
私は軽く梓の背中を叩いた。


「なんだ~住む気まんまんなんじゃん♪」



             
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