シークレット



時計の針は
9時を指していた。


そろそろお風呂入ろうかな‥

着替えとタオルを持つと
一階のお風呂場に向かった。




――カチャッ


開けた瞬間に
湯気が扉の漏れ出す。



服を脱ぐと
私は真っ白い空間へと飛び込んだ。

白い壁、白いシャワー、白い浴槽…
全て白で統一されている。




ぴちゃん―‥

浴槽のお湯に足だけ入れて
温度を確かめる。



「うん、丁度いい温度」


静かに浴槽に浸かると
ぶくぶくぶくとお湯の中に潜った。
             
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