シークレット




「落とし穴に落ち、
 スタートに戻るだってさ」


何それー



「そんなぁ...
 せっかく後一歩でゴールにだったのに」


その間にも
梓はルーレットを回す。



「2だから…いち、に‥
 ゴールだ!!!俺の勝ち♪」

「負けた‥」



結構、
人生ゲームには自信あったのにな‥

悔しい‥


「9時40分だ‥
 そろそろ用意しなきゃね。
 私片付けてるから
 梓は先用意しといて」


紙を折り畳むと
箱に入れた。



             
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