☆花咲く頃に.。.:*・°
お昼ご飯にありつけるかと思い(笑)実家に寄ると、母と瑠璃さんが電話で話していた。
父の一番上のお兄さんが、今週末の休みを利用して見舞いに来たいと言っているそうだ。
あの機関銃トークの瑠璃さんをもってしても、割って入れない申し出だったと言う。
母の肩をトントンとすると、母は瑠璃さんと電話を代わるように言った。
『もしもし〜?こないだはどーも。』
休憩時間の合間に電話をかけているせいで、更に早口になっている。
けれど、滑舌がいいので聞き取りやすい。
『おばちゃんよ?多分聞こえて無かったと思うから最初から言うぞ?』
『本家のおじちゃんとおばちゃんよ、何たって来るってせってよ。』
『んでもな?こないだ、おじちゃん(父)見たべ?おじちゃん、面会出来るべか?って思ってる間に、行くって話になってまった。』
目に浮かぶ。。。(笑)
「今日は熱出してて、お水もまだ飲めなくて、ちょっとベット起こして座ってたんですけど、疲れたぁって横になりました。」
『んだべーえ?おじちゃん、こないだみたく歩けながべ?』
「今日は歩けなかったです。」
『だってな?私がお腹切った時でもシンでかったもの。切って3日。歩いて下さい。イデっつーの。この体格の私で、そったなのに。』
『おじちゃんよ?無理だべ?』
ほぼ、瑠璃さんオンステーシ(笑)
「病室に来て頂いても良いですけど、逆に、本家のおじちゃんとおばちゃんが、ショック受けなきゃいいですけど……。」
瑠璃さんは『んだなぁ〜あ。』と言って、本家のおじちゃん達の申し出を止められなかった事を詫びた。
謝らなくていいのに。
瑠璃さんは、父が落ち着いたら、また行くと言って、電話を切った。