☆花咲く頃に.。.:*・°
後飾りを片付けて、一息ついていたら、襖屋さんからの電話です。
『今から来るってらよ?』
「…んじゃ」
「コタツの中に、隠れてるからね☆」
『あいんや、おめ、ちっちぇワラスみてだなぁ?』
コタツに隠れると『それだば、あだまわがるでば。』
の母の言葉に体勢を直しながら…
バタン!
「襖屋さ〜ん。」
コタツの中から母に(笑)
『んだってが?』
の間に、襖屋さん登場です。
そして無事に、おとーちゃんの部屋の襖の張り替えも終わり、
ふと、襖を見ると『隙間テープ』が、ぐだぐだです。
「ねー、ねー、これも変えようよう。」
母と二人、古いテープを剥がして新しいテープを…
私が貼ったら、ものの数センチで蛇行開始したので(笑)母にバトンタッチ。
上手に仕上がりました。
『後飾り』を処分する間、
「ここで待っててね。」って、おとーちゃん、忘れてました(笑)
結局遺影は、アナログマニアなレコードプレイヤーの横に置きました。
ふと、考えました。
もしも私が、おとーちゃんの様に『やりたい事を、今のうちにして下さい』
そんな風に言われたら… まず、退院(笑)
おとーちゃんは、リフォームしたけど、良く思い出してみたら、
最初の(?)退院前の説明の時に、私が言ったんでした。
「寒い寒い、あのお部屋、直す?」
おとーちゃんは、本当に直して、また病院に戻って、帰って来たのは、骨になってからだったね?
おとーちゃん、そんで良かったのかな?
おかげで、お家はあったかいし、カーテンもスルッとひけちゃうし、
ありがとうございました。
おかーちゃんがね、いつも言うよ?
『家に男の人がいなくなったら、物音に敏感になった。』だって。
多分、心細いんだろうね。