熱い鼓動
女はクラブに連れて行った

踊りながら酒を煽る

「ゆきえ今日はいいの釣ったじゃん」

似たような女が声をかけてきた

「釣ったなんて人聞きわるいなぁ~ねぇ?」


俺に同意を求めてくる目は

支配欲丸出しだ

俺は答えず口角をあげて席を立つ


今宵は踊ってみよう

そうすればノイズもやり過ごせるだろう


女を無視したまま踊り続けた

「あっ!いた!!ねぇゆきえ潰れちゃったの」


しばらくして先ほどの女が踊りを妨げる

「あぁ・・・」


ゆきえと言われてい女の財布から支払いを済ませ

抱えて店を出る

もう女には何も必要なくなるのだから・・・


今宵は満月
ネオンの明かりで気づかない月明かり

変化を始める前にねぐらに帰らねば・・・
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