この世界で君を愛す
2時間ほどのドライブ。


途中 海が見えたり変った物を見たりする度 拓也君は歓喜の声を上げた。


そうこうするうち『ひまわり畑』の看板が見え 渉はハンドルを右に切った。


渉が拓也君に声をかける。

「拓也君。もうすぐ着くよ?」


拓也君は身を乗り出して前方を見ている。



「わぁぁ!!!」



黄金色の丘が私達を待っていた。



「すごーい!すごいね!僕の小学校よりいーっぱいだね!」


拓也君は大興奮。


私もつられて大興奮。


そんな私達を見て 渉は満足そうに笑っていた。



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