この世界で君を愛す
明け方近くになってから僕と未知はベッドに戻った。




そしてセックスをした。



それは…生きてる時と何も変わらなかった。


お互いを求めて一つになる。


僕と未知が最も近くなる瞬間。



「体がジャマだね」



未知が言った。




そう…。


体なんていらない。


未知ともっと近づきたいから。


それくらい…僕は君が好きだから。




カーテンの隙間からこぼれる光が未知の顔を照らして 彼女は時々目を細めた。



そして僕は その目に何度もくちづけた。





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