この世界で君を愛す
それから私達三人と一匹は正木君の車に乗り込み 近場のペットショップに行った。

店員さんから犬を飼う時の注意点等を詳しく聞きながら必要な物を買い揃えた。

意外にも1番真剣に聞いていたのは渉だった。



こんな風に…どんな事でも一生懸命にやる渉が好きなんだよね。



にやける私を 渉がちょっと睨んだ。


「ちょっと未知。ちゃんと聞いてるの?」


「はっはい!聞いてます!」


そう言ってまたにやける私を 渉は呆れ顔で見るのだった。



< 166 / 310 >

この作品をシェア

pagetop