この世界で君を愛す
僕の部屋。
狭い部屋に布団を二つならべて 僕と正木は横になっていた。
電気は消していたが なかなか眠れずに 僕達はオレンジ色の小さな電球をじっと見つめていた。
「…上田さんのお姉さんって最高ですね。」
正木はさっきの話を思い出したのかクスクス笑った。
「まあね。姉のおかげで僕の人生は波瀾万丈だよ。」
「はは。いいじゃないですか 楽しくて。」
「お前なぁ…他人事だからそう言えるんだよ。」
「違いないですけど…僕は最高に楽しかったですよ。上田さんの昔の話が聞けて。」
「僕の話っていうより…姉のいたずら武勇伝って言ったほうが正しいけどね。」
「いいお姉さんじゃないですか。上田さんの御両親に会わせてくれたんだし。」
「うん。」
確かに…姉と会わなかったら…僕は両親に会わずに帰っていただろう。
姉のおかげで 僕は両親に気持ちを伝えることができたのだ。
やっぱり姉さんの弟で良かった…。
僕は思った。
狭い部屋に布団を二つならべて 僕と正木は横になっていた。
電気は消していたが なかなか眠れずに 僕達はオレンジ色の小さな電球をじっと見つめていた。
「…上田さんのお姉さんって最高ですね。」
正木はさっきの話を思い出したのかクスクス笑った。
「まあね。姉のおかげで僕の人生は波瀾万丈だよ。」
「はは。いいじゃないですか 楽しくて。」
「お前なぁ…他人事だからそう言えるんだよ。」
「違いないですけど…僕は最高に楽しかったですよ。上田さんの昔の話が聞けて。」
「僕の話っていうより…姉のいたずら武勇伝って言ったほうが正しいけどね。」
「いいお姉さんじゃないですか。上田さんの御両親に会わせてくれたんだし。」
「うん。」
確かに…姉と会わなかったら…僕は両親に会わずに帰っていただろう。
姉のおかげで 僕は両親に気持ちを伝えることができたのだ。
やっぱり姉さんの弟で良かった…。
僕は思った。